Soil of Greenford

作品になる前の景色を、少しずつ。

白雨

白雨

 

「白雨」のデザインが生まれたのは、4年ほど前。

雨の季節に参加した展示のタイトル「白雨」に合わせて制作しました。

 

白雨とは、雲が薄く、明るい空から降る雨のこと。

 

暗く鬱々とした雨ではなく、雨がもたらす恵みや、雨上がりのさっぱりとした空気。

水分をたっぷりと含んだ木々の緑が、いつもより濃く感じられるような景色を思い描きながら、イメージを膨らませました。

 

そうして仕上がったのは、雨粒が葉や草を静かに伝う情景を映した作品。

 

ガラスビーズを一粒ずつ絹糸で編み、繋いでいます。

 

雨が降る前の香り。

雨の音。

水たまりに映る景色。

 

そんな雨の日のささやかな光景を、感じ取っていただければと思います。

 

白雨

greenford.stores.jp

KANOKO

KANOKO

 

以前、「KANOKO」についてご紹介したことがありました。

今回は、この作品が生まれた背景を、改めてお話ししたいと思います。

 

はじめに思い浮かんだのは、小さな花のモチーフを重ねたデザインでした。

タティングレースで編んだ小さなモチーフを重ね、淡水パールを添えて、花の間にやわらかな光が宿るような情景を表現しています。

 

仕上がった耳飾りに名前をつけようとしたとき、京鹿子という花を知りました。

 

淡く霞がかったように、小さな花が集まって咲くその姿が、重なり合うタティングレースのモチーフとどこか重なって見えたのです。

 

作品を作る前から心のどこかにあった景色が、ある日、花の名前とともに姿を見せてくれる。

そんな出会いも、ものづくりの楽しさのひとつなのだと感じています。

 

KANOKO_ベージュ

greenford.stores.jp

 

 

「見えていなかったもの」

気づけば長い間、この場所を更新できずにいました。

 

その間も、Greenfordは変わらずに糸を編み、アクセサリーを作っています。

 

 

 「Greenfordの作品には一つひとつ物語がある。糸で物語を編んでいるんだね。」

 

 

ある日友人がかけてくれた言葉は、自分では当たり前だったものに、そっと光をあてました。

 

私にとって、作品名をつけることも、自然や日々の景色からインスピレーションを受けることも、ごく当たり前の制作の一部でした。

 

 

作品には、風景だけではなく、そのときに感じた空気や余韻、心に浮かんだ情景があります。

 

これからは、そんな作品になる前の景色も、この場所で少しずつ綴っていけたらと思っています。

「ひかり」

ようやく本調子に戻った日曜日。

10月からたくさんのイベントに出展させていただき、先週まで制作とイベント、

その他の雑務に追われようやく日常へ戻ってきました。

 

イベント、特に対面販売のイベントでは絶対に穴をあけたくないので、

この約3か月は体調を崩さないようにと常に気を張っていました。

風邪をひきかけたこともありましたが、なんとな持ちこたえましたが、

カラダのあちらこちらに不調が…

 

肩こり腰痛はいつものことながら、ある時は急な腹痛、ある時は吐き気が…

疲労やストレスが重なったためか、体調は毎日くるくると変わっていました。

 

体調の良い日に制作をすすめ、身体のつらい時は休む、という繰り返し。

 

その日は体調が良かったので白雨の耳飾りのパーツを制作。

作業時間目いっぱいまで作業をし、端処理と金具へつなぐ作業は翌日へまわしました。

 

ところが翌日は起きていられないほどの体調不良。

目を開けていられないほどの頭痛で結局夕方まで身体を休めることにしました。

 

夕方になり少し頭痛が治まったので、せめて昨日の制作の続きをと思い作業台に向かいました。

耳飾り数点分の端処理と仕上げに2時間ほどかかりましたが、前日のうちにある程度制作しておいてよかったとほっとしました。

 

外は既に真っ暗。作業台に無造作に並んだ白雨の耳飾りたちに目をやると、仕上がった作品がいつもよりキラキラと美しく見えたのです。

仕上がった白雨の耳飾り

制作の工程は本当に地味で、ひたすらに糸でビーズを編むだけ。

けれどそれらを束ねてカタチにすると、きちんとした作品となり、その度に「作ってよかったな」と思います。

 

体調が悪いと制作ができるか不安になったり、次のイベントに間に合うか心配になったり。

 

だから、制作を無事に終えれたという安心感から「作ってよかったな」と一層強く思えたのだと思います。

 

走り抜けた2024年の後半を終え、今は来年に向けた準備を少しずつはじめています。

1年の振り返りは改めて。

 

お守りのアクセサリー

skin_ring

指輪は身に着ける手、指によって異なる意味を持つといいます。

 

左手の人差し指に指輪を着けると、積極性が高まり、目標に向かって前向きに進む力をもたらしてくれるそう。また、特に左手は縁結びの効果があるとも。

 

そんな意味とは関係なく、私はこの指に着けるのが昔から好きです。

着けている時、気が付くと無意識にその指をさわり、指輪があると確認できると何となく安心し、気持ちを強く持てる気がするのです。お守りのような感じですね。

 

華奢な指輪は敬遠される方も多いのではないかと思います。かくゆう私も。

今回もこの指輪を試着した時、節の目立つ、ゴツゴツした自分の指が気になるなぁと感じました。身に着けたまま散歩に出かけ、いつものように無意識に指輪に触れたとき、前述のほっとする気持ちを感じ、この肌に馴染む指輪がとても好きになりました。

 

アクセサリーは装飾のため、自分を美しく見せるために身に着けるというのは理由の一つとしてあると思います。

でも、自分の気持ちを守るため、自分のご機嫌を良くすることにもっと重点をおいてもいいのかな、と思います。

 

似合う、似合わない、そんなことはひとまず置いておいて、「自分が好き」と思うことを優先して欲しい。

この指輪を着けてみて、そんな気持ちになりました。

 

春の展示に向けて、いくつかの新作を製作しています。

ギリギリまで製作が続くと思いますが、たくさんの方に見てもらえたら幸いです。

 

風薫る~初夏の装い~

場所:nico

兵庫県西宮市甲子園口3-26-7甲園ハイツ202

https://www.nicozakka.com/

2024.5.10 fri - 5.21 tue

open 11:00 - 18:00

close 5.15 wed

[accessory] Greenford

[bag] pour des lunettes

[wear] 木 々

[mirror] 雪ガラス

 

 

 

2月28日

朝晩はまだ冷えますが、週間天気予報で少しずつ暖かくなる気温を見ると「もう春だ!」とついつい嬉しくなってしまいます。

着るものに困ったり、花粉症に苦しんだりと、小さな悩み事は尽きませんが、新しい季節の訪れはいつでも嬉しいものです。

 

そんな春の訪れとともに、今週末から甲子園口にあるnicoさんにて展示会がスタートします。「春纏う」というタイトル。本当にぴったりきたなぁと思います。

 

個人的にはこの新しい季節のはじまりが、長く長く続いたコロナのどんよりとした空気から、一歩抜け出すきっかけになるのではと感じています。

3月からはマスクを外す時間も長くなるかも、そうするとなかなか着けることのできなかったアクセサリーを着ける機会が増えてくるのでは…そう願って作品を作っていました。

その思いが強すぎたのか、イヤリングやピアスなどがたくさん出来上がってしまいましたが…

日差しも心も明るくなる季節、是非小さな作品たちを見に来ていただければと思います。

 

nico_春纏う

春纏う
2023.3.3 fri - 3.14 tue open 11:00 - 18:00 close 3/8 wed

※ 初日は12時まで予約制

[ Accessory ] Greenford / mimi senka / okabemakiko
[ Bag ] gren

〒663-8113

兵庫県西宮市甲子園口3-26-7甲園ハイツ202

tel 0798-55-2964

www.nicozakka.com

 

2023年 はじまり

お正月気分もすっかり抜け、気が付けば月末。

月の初めは身体の至る所が不調でしたが、ようやく復調してきたタイミングで大寒波。

運動不足を懸念して、少し遠いスーパーマーケットまで歩いていったのですが、帰り道、小雪と強風に煽られながらなんとか帰宅しました。

雨雲レーダーを確認してから出かけたのですが、さすがに予報通りとはいかないですね。

 

年末にあちらこちらで「2022買ってよかったもの」という記事を目にしました。

久しぶりに会った友人からもそんな話題を耳にして、「私はそういうものあったかしら?」と1年の記憶を引っ張り出してみました。

 

これがなかなかに大変で、というのも、そんなに物を買ってないのです。

結婚してまだ2年経ったところということもあるのか、必要なものは2年前に買っているし、新しく買い替えたものがないのです。

そのうえ、2年経ってようやく「これはこの1,2年使っていないから捨てよう」と持ち物の整理をし始めたので、やはり「増やす」ことには消極的です。

 

そんな中でも「そう言えば」と思うものが2点ほどあるのでご紹介します。

 

①家事問屋「蒸しかご」

フライパンで気軽に蒸し料理ができるという逸品。

大きめの網目ですが、切った野菜を水切りするのに使ったり、揚げ物をのせたりと、ちょっとしたことに使えます。

野菜が好きなので、そのままの味を楽しめる蒸し料理を食べたいと思うのですが、蒸籠は場所も取るし、ちょっとなぁ、と思っていたので、場所も取らず他の用途にも使えるこの蒸しかごは本当に買ってよかったと思います。

 

kajidonya.com

 

 

②雑誌のサブスク

もう買ったものでも何でもないのですが、雑誌のサブスクを始めました。

1000誌以上の雑誌を月額500円未満で読めるという代物です。

 

以前から「本(雑誌・漫画を含めて)を買うのか、電子書籍にするのか」が持ち物を増やしたくない私にとって大きな課題となっていました。

最初は図書館で読むことも考えたのですが、近くにある図書館がどうも…

そこで雑誌のサブスクを見たところ、読みたい雑誌がすべて網羅されており、期間限定で年間料金が大幅に割引されていたこともあり、使い始めてみました。

 

これが、いい!発売されたすぐに見れるし、タブレット1台あれば小さな負担でどこでも楽しむことができます。

ファッションはもちろん、インテリア、料理、エッセイ等、すべての刺激が作品作りにも生かすことができ、一石二鳥にも三鳥にもなっています。

 

そして、当たり前のことながらあんな濃ゆい内容の記事を毎月1冊作っているってすごいなぁと感じたりもしています。

 

と、いうことで「2022年買ってよかったもの」でした!

 

2023年Greenfordの展示会は3月からスタート予定です。

今年は色々と挑戦していこうと思います。本年もよろしくお願いいたします。