Soil of Greenford

糸のアクセサリーと古道具、日々のこと

秋の日差しと冬の始まり

霜月。

 

「灯しびとの集い」が無事に終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、運営スタッフの方々、来てくれた友人、家族、全てに感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

「灯しびとの集いの時は意外と雨の日も多いよ」と言う話を聞き、週間予報を見ては、テントのない私は戦々恐々としていましたが、見事な晴天に恵まれ、季節外れの日焼けをするほどでした。

 

作りこまれたディスプレイをする出展者が多い中、テントなし、机1台となんとも簡素なブースではありましたが、たくさんのお客様に見て頂くことができ、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。

 

初日終了後に参加した交流会の中で、選考委員の方々がたくさんの素晴らしい言葉を下さいました。

○灯しびととは人の心を灯す人、また、人の人生の中でそんな経験ができることはなかなかない

〇お客様が自分の作品を見て「わー」となる瞬間の喜び

 

出店が決まってから、うれしい気持ちよりもまず

「自分でできるだろうか」

「自分でいいのだろうか」

という、不安な気持ちが常につきまとっていました。

 

売れるかどうかわからない、それ以前に私の作ったものにお客様は目を留めてくれるのだろうか、強迫にも似た感情と、前向きになろうという気持ちがずっと自分の中戦ってたように思います。

 

制作は孤独で、ゴールはありません。

作ることは大好きなのに、自分がどこに向かえばいいのか、道はこれで合っているのか、何度もくじけそうになりながら。

 

だからこそ、お客様の笑顔に触れた瞬間の喜びはひとしおで、人生で初めて「報われたなぁ」と思えたのでしょう。

 

自分で自分を誉める、と言うところまでいかなくても、前向きな気持ちになって、「間違っていない」と言えることが成果のように思います。

 

さて、次のステップです。

清らかな気持ちで作品を作り、また新しい出会いがあることを楽しみに。