Soil of Greenford

糸のアクセサリーと古道具、日々のこと

「土と糸」@nico 甲子園口

 

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土と糸

秋から冬へ、段飛ばしに季節が変わっていくのではないかと思うくらい、今朝は家じゅうがひんやりとしています。

 

昨日からお気に入りのアンティークスプーンが見つからず、引き出しを開けたり閉めたり。

お気に入りだからこそ、毎日使いたい。けれど、壊れたり、失くしてしまった時、もう二度と手に入らないと思うと、とても悲しい気持ちになる。

 

以前、最小限主義、いわゆる「ミニマリスト」やシンプルライフに憧れ(今もずっと憧れているけれど)、いくつかの本を読んでいました

中でもフランスのドミニック・ローホーさんの著書が好きで、物をもつということ対しての考え方や、物の選び方について、とても影響を受けたと思います。

 

その頃は手帳に、自分が思ったことや感じたことを書き留めていました。

 

2014年8月24日
物を大切にすることと、物に執着することは違う。物を大切にすることは失くしたとき、壊れた時にきちんと弔ってあげることだ。

 

7年前のメモ書きです。

よく大切なものが壊れると「何かの代わりになってくれた」という考え方があるけれど、私もそれに倣い、愛用しているものが壊れたり、どこかへいってしまった時は前向きに捉えるようにしていました。

アンティークのスプーンも、とてもショックだけれど、少しずつ心に折り合いをつけ、前向きに捉えようと思っています。

と、言いつつ「どこからかヒョイと出てこないかな」と思ってはいますが笑

 

前置きが長くなりましたが、今月16日まで、西宮にあるnicoさんで開催されている展示会に参加しています。

今回は新作を中心に、約40点ほど展示していただいております。

nicoさんのInstagramにて、通販もスタートしました。遠方にお住いの方は是非そちらもチェックしてみて下さいね。

 

また、14日(日)はnicoさんへお邪魔する予定です。

時間等は特に決めていないので、お修理等のご依頼のある方は先にご連絡下さいね。

 

www.nicozakka.com

 

https://www.instagram.com/nico__202/

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tähtinen_ブレスレット

心地の良い春の日差しから、初夏の日差しへ。

吹く風はまだまだ心地よいけれど、暑さの苦手な私は気温の上昇に戦々恐々。

もう少しだけこの季節を楽しみたいのです。

 

新しい作品のご紹介です。

【tähtinen】と名付けたシリーズ。

フィンランド語で「小さな星」という意味。

 

ブレスレットは天然石やアンティークのシードビーズといった、私の大好きな素材を少しずつ並べたデザイン。

シンプルで身に着けやすく、それでいて華やかさもプラスしてくれます。

 

実際、私も毎日のようにつけているのですが、天然石やビーズの表情がとても豊かに感じられ、とても気に入っています。

 

まずは異なるデザインの4点をオンラインストアにUPしています。

サイズの変更など希望があれば承ることも可能です。ぜひご相談くださいね。

 

冬の終わり

 

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Greenford2014_tahtinen

新しい年のあいさつもしないまま、2月も終わりを迎えようとしています。

 

とても寒い年末年始からは考えられないくらいのここ数日の春の暖かさ、着実に季節は進んでいるのですね。

梅の花が膨らみ、私の鼻はムズムズと花粉を感じています。

1年前はお花見も楽しめない寂しい春でした。友人や家族で集まって…とは言わないけれど、春の日差しの中でゆっくりとお花をみることができればなぁと願ってしまいます。

 

相変わらず制作はゆっくりですが、今は新作のシリーズをコツコツと作っています。

自然のものと糸と石、そしてアンティークのビーズ。

好きなものがぎゅっと詰まった作品たちです。



北風と太陽と

風が冷たく、日はどんどんと短くなってきました。

 

少し前のことです。

夕方、駅に向かう途中の道で、マスクをつけなおそうと一瞬外した時、ふと秋の香りを感じました。まだ日が出る時間は暑く感じるような時期でした。

また、別の日に郵便物を取ろうと外に出た時の太陽の日差しの温かさ、もちろんそれは春のような柔らかさを含んだようなものではなく、秋の爽やかな心地よさで、季節の移り替わる微妙な雰囲気を味わえていなかったのだなぁと感じたのでした。

 

日中、室内で仕事ばかりしていると季節の移ろいにも疎くなるのはもちろん、マスクを着用しての日常がそれをより強固なものにしているのだと思ったのです。

 

目まぐるしく毎日が過ぎています。

しばらくは無理のないスケジュールで、ゆっくりと。

 

秋と台風と

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朝晩に吹く風が涼しくなり、秋の訪れを感じたのもつかの間、

頬にあたる風がぴりっと冷たく感じた昨日、降る雨がどんどんと気温を下げて、家の中にいても手先が冷えてつい、温かいコーヒーの入ったマグカップで指を温めてしまいます。

 

コロナの影響を受けてイベントの予定もたたず、夏から始めた新しい仕事で忙しくなったこともあって、なかなか制作と向き合うことができない日々が続いていました。

 

自分が何を作りたいのかもよく分からなくなって、道具やパーツを触ってみても何も思い浮かばない。そもそも机にも向かうことが億劫になっていたある日、ふと、「作品と言えるものを作りたいな」と思いました。

 

今作っているアクセサリーも、もちろん大切な作品ですが、そういうのとは違う1点ものの作品を作ってみようと思ったのです。

 

自分の好きなパーツを組み合わせ、ただ美しいと思えるデザインに仕上げる。

実際にそう思いついてから手を動かしてみると、悶々としていた日々がうそのように楽しく制作することができました。

 

拾った貝と糸、そしてアンティークのパーツを合わせたシリーズ。

ひとまず20作品を作ることを目標にしました。

 

年内には20作品を仕上げたいと思っているけど、できるかな…。

またこちらでも紹介したいと思っています。

 

 

残暑

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ふと吹く風が少しだけ涼しく感じられるようになりました。

夏も終盤、という感じでしょうか。

 

海を好きな方は大勢いると思います。

私も海が大好き。

ただ波を眺めたり、水平線を眺めたりすることで、頭を空っぽにしてくれます。

 

「今まで通り」であることが難しくなってきた暮らしの中で、

「変わらないもの」に対する畏敬を強く感じるようになりました。

 

変化にうまく対応することも、変わらずにドンと構えることもできなくて、

ただ「何とかしなくちゃ」と気持ちばかりが焦っていました。

 

遠くではなく、自分の周りに目線を戻して、今できることをひとつずつ。

 

先日お知らせしていたホームページのご紹介です。

色々と修正は必要ですが、エイ、ヤー!とオープン。

こちらからオンラインストアにも飛ぶことができます。

 

https://greenford2014.shopinfo.jp/

 

また、9月はロンドンにあるSway Gallery London様にて展示会に参加させていただきます。

初めての海外出展が思い入れのあるロンドンであったことが本当に嬉しく思います。

http://london.sway-gallery.com/blog/2020/08/13/autumn-bijoux-japanese-finest/

 

 

 

七月の終わり

久しぶりのブログになってしまいました。

もう7月も終わり、8月がすぐそこまできています。

 

長い長い梅雨もそろそろ終わりが見えてきました。

セミの声も何だか気合を感じられる朝です。

 

この1カ月、制作以外のたくさんの作業をすすめていました。

それらはGreenfordを立ち上げてから今まで、手をつけられていなかったことです。

 

ものすごく小さなことから、少し手間のかかるものまで。

 

その中の一つがホームページを作るということでした。

既にオンラインストアはあるのですが、長く作家として活動を続けていく上で、

ブランドの顔、ホームともいえる場所がどうしても必要だと考えていました。

 

必要だと感じながら作るのにどんだけ時間かかってるんや!

って、自分自身にツッコミを入れていますが、今、少しずつカタチにしているところです。

 

来月にはご紹介できるよう、もうひと踏ん張り。

 

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